アニメ「喰霊‐零‐」レビュー

徐々に浸食されていく黄泉、そして殺生石によって自分の闇に支配されてしまった黄泉、

そして覚悟を決めて闇に堕ちた黄泉を斬った神楽。

ストーリーとしては決別物なんですが、過去の回想が丁寧に描写されていて二人に対する思い入れが

強くなっていたところに黄泉の闇堕ち、という王道なパターンでの決別物でした。

悲しいストーリーなのですが、どちらかと言えば悲劇好きな自分には刺さりました。

主題歌もアニメに沿って作られていて歌詞の「差し伸べた手をほどかないで」はちょっとグッときました。

声優さんの使いまわしがちょっと目立った所ですかね。

剣輔と一騎の声優さんは一緒なのですが、別でも良かったと思いました。

多分意味があってそうした思うのですが、個人的にちょっと気になりました。

全体的な感想としては、あんなに仲が良かった二人に起こった悲劇。悲しい。という感想なのですが、

諌山幽が憎まれ役として良い味出してましたね…。黄泉の闇堕ちのつけ込まれた原因として幽が大きな原因なので…。

喰霊‐零‐はドロドロとした人間関係もありましたが、最終的には親子愛だったり、姉妹（仮の）愛だったりで、きれいに締められる、という…。

全体的には綺麗な悲劇のお話でした。