こちらのレビューは、一部ネタバレを含む可能性がございます。ご注意のうえ閲覧ください。
2025.08.08死にゲー of 死にゲー
良いと感じた点・楽しめた点
はじめはやっぱり難しい。何度も「やめよう」とか思って実際”やめて”しまった。しかしどうしても
しかししばらくたってからまたやってしまう 続きがやりたくなる、そういうゲームバランスが巧緻。
そして王道のRPGである「ファイナルファンタジー・シリーズ」ほかのシリーズとは雰囲気が異なる
まさに「ダークな」世界観に加えて絶妙な難易度設定、造りこまれたゲームシステム等々シリーズの
洗練されたゲームデザインはしっかり継承されており、プレイすると止められなくなる。
具体的な”楽しい点”としてはやはり「アイテム収集」や「武器強化」、「レベル上げ」などが挙げられる
と思う。「ボス戦」も楽しいのだが、これは数が限られているので周回してからの楽しみとなると思う。
悪いと感じた点・疑問に感じたことなど
このゲームは死ぬと亡者と化し、言ってみるとゾンビ状態になってしまう。
では、ゾンビ状態だとどうなるのか?というとまず、
”召喚サインが見えない”のである。つまりオンラインマルチでも他プレイヤーを
呼べない、オフラインでもnpcが呼べないのである。これは痛い。そして、
それだけにとどまらず 亡者化した状態でさらに死ぬと hpの最大値が削られる。
つまり、死んだ状態でさらに死んでゆくのである。そして
それを解決するのが アイテム「人の像」を使って生きている状態に戻ること
なのだが、この「人の像」というアイテムがかなり数量的に限られていて、
微妙にゲームの難易度を難易度/面白さとしての比率のバランスを取っている。
総評・全体的な感想
シリーズ全般に言えることと思うが、いわゆる”ソウルシリーズ”は「全部入り」な点が魅力的だと思う。
言ってしまうとモンハンなどは「一点特化型」であって 根本的なゲームの流れとして
”モンスターを倒して、得た素材で武器を強化する”→また”モンスターを倒して~”の繰り返しではないだろうか?
しかし、フロムのソウルシリーズは一切の要素「レベリング・アイテム収集・武器強化・npcとのストーリー進行
・ボス戦・バトルアクション・オープンワールド」
といった面白さとしての重要な要素が全部入っていて、なおかつ絶妙なバランスで調整されている、といえる。
総じて、「どうやってこんな神バランスのゲームを作るのか、想像もつかない」というのが正直な感想。