こちらのレビューは、一部ネタバレを含む可能性がございます。ご注意のうえ閲覧ください。
2025.07.30ナレーションがミームになってるけど面白さはそれだけじゃない!
良いと感じた点・楽しめた点
平成仮面ライダーシリーズ第19作目の本作。怪人が世界に存在すること以外は現実と大きく世界観が異なることは少ないシリーズですが、この仮面ライダービルドは、巨大な壁により日本が三つに物理的に分断され、ある種三つの国のような状態になっています。
時代的にはかなり現代よりなのですが、閉塞感があって、他のライダーシリーズの重苦しさとはまた別のものに仕上がっている点がとても記憶に残っています。
結構悲惨な状況ではありますが、主人公達の雰囲気は明るく、絶望的な場面でもなんとかしてくれそうなヒロイックさがあって子供にも大人にもお勧めしやすいです。
悪いと感じた点・疑問に感じたことなど
悪いとはまた違いますが、話数が多めなので見始めるのに躊躇するところでしょうか。
あとは劇中に出てくるガジェット類が多すぎて制作側も持て余してしまっているような印象がありました。
魅力的なポイントでもありますが、朝の番組にしてはショッキングなシーンがあるのも忘れてはいけないです。
総評・全体的な感想
コミカルさと重さの配合が正にベストマッチな作品だと思います。お話の雰囲気、登場人物、役者さん、スーツの造形、何から何まで好みに刺さる仮面ライダーは久しぶりでした。
小さなお子様はたくさん出てくるフォームにワクワクすると思いますし、大人はよくできたシナリオに夢中になれるバランスの良い作品だと胸を張って言えます。
話数は長いですが、逆を言うとそれだけゆっくりとお話を進められるということでもあるので、話に深みが出てくる話数ではあります。
私は放送後にはまったタイプでしたが、あまりに好みに刺さりすぎて後からフィギュアなどを集めたりもしました。
現行のライダーだけではなく。ちょっと前のライダーも親子で一緒に楽しんでみてほしいです。
名セリフ
火星で発見されたパンドラボックスが引き起こした 「スカイウォールの惨劇」から10年。 我が国は、東都・西都・北都の3つに分かれ、混沌を極めていた…
冒頭のナレーション