こちらのレビューは、一部ネタバレを含む可能性がございます。ご注意のうえ閲覧ください。
2025.01.15ゲスな女は自己肯定感が高い女。自己肯定感が高い女は、彼のために何も尽くさなくて、わがままでも愛される。
良いと感じた点・楽しめた点
悪いと感じた点・疑問に感じたことなど
総評・全体的な感想
この「ゲスな女が、愛される」は、性格リフォーム心理カウンセラー・心屋仁之助さんの著書で、基本的には女性向けの恋愛悩み相談の本なのですが、じつは男性の読者からの評価も高い本です。
いつも私はiPadで動画を視聴しながら、レビューを書いていますが、偶然にもこの「ゲスな女が、愛される。」を、底本にしたであろう動画を見つけてしまって、今回はその動画を視聴しながら書いています。
その動画は【ゆっくり解説】スピリチュアルの時間ですよ!!
なぜか男性に好かれる【なにもしない女性】努力は必要ない!?男性を沼らせる究極の方法。です。
心屋仁之助さんの「ゲスな女が、愛される。」の本の冒頭部分と、なぜか男性に好かれる【なにもしない女性】努力は必要ない?!男性を沼らせる究極の方法。の動画の冒頭部分には、ある共通の特性を持つ女性の話が出てきます。それはBBQで何も手伝わない女性=何もしない女性が、なぜか男性に好かれる、という話です。
BBQであれこれ手伝って働く女よりも、何も手伝わない女のほうが、なぜか男性に好意を持たれてモテるのです。このBBQで何も手伝わない女を、心屋さんはゲスな女と呼んでいます。
ちなみに心屋さんは、王子様と結ばれて幸せになったシンデレラを、シンデレラはゲスな女だからこそ、王子様に愛されたとも書いています。継母と連れ子から召し使いとして使われて、ボロボロの服を着ていても、私なんかとイジイジせずに、王子様に出会うため魔法の力を総動員して、舞踏会に出かけるシンデレラ。
そんなシンデレラを心屋さんは、最初から王子様に見初められる!とわかっていた、としか思えない。だって私は可愛いから。自信を持ってそう思っていたシンデレラは、なんてゲスな女だ!(笑)と書いています。
このゲスなシンデレラ(略してゲスデレラ)の話も、BBQでなにも手伝わない女と同様に「ゲスな女が、愛される。」の冒頭部分に出てきます。
それからネットの動画では、自分を大切にする女性が、男性から愛される。自分自身を満たしている女性は、自然と愛情や幸運が集まってくる、と語られていますが、これも心屋さんの本「ゲスな女が、愛される。」と共通している話です。
ネットの動画では、自分のコップに水が満たされてあふれると、自然と他のコップにも水が注がれて行くように、人の目を気にせずマイペースで動く何もしない女性は、自分で自分の心を満たす事ができる。自分で自分を満たせる人が、愛情を自然と周囲にあふれさせていれば、人が集まってくる、と語っていたけれど、それとよく似た話が心屋さんの著書「ゲスな女が、愛される。」の中にも出てきます。
すわ!心屋さんの「ゲスな女が、愛される。」のレビューを書こう!と思っていた矢先だったので、これはもしかしてシンクロニシティでは?とちょっと驚いています。
自分を大切にする女性、自分自身を満たしている女性は、自己肯定感が高い。心屋さんはそんな女性を、ゲスな引き算の女と呼んでいます。BBQで何もしない女性も、王子様に見初められる自信を持っていたシンデレラも、ゲスな引き算の女なのです。
引き算の女の凄いところは、ありのままの私でいい、そのまんまの私で誰からも好かれる、と思っているところ!
すごいダメなところも、ドロドロなところも、すべてひっくるめて私。もし誰かに嫌われても、それで自分の価値は変わらない、と信じているから全然平気です。
その引き算の女と、真逆の生き方をしているのが、自己肯定感が低い足し算の女です。自己肯定感が低い足し算の女は、自己承認欲求が強い。自分を誰かに認めてもらいたいから、努力してがんばる。
だけどBBQでせっせと肉や野菜を焼き、皆にビールを注いでがんばっても、結局引き算の女に美味しいところを、持っていかれてしまう(笑)
自己肯定感が低い足し算女は、自分に自信がない。だから彼に愛されたくて、がんばって尽くしてしまう。でもそうやってがんばって彼に尽くして、追っかけていると、結果的に彼を束縛してしまって、彼から怖がられて逃げられてしまう。
(「ゲスな女が、愛される。」P29追うから逃げられる「足し算の女」の章より)
けれど自己肯定感が低い足し算の女、自分の価値を認められない人が、自己肯定感を高めるのは本当に難しい。人間関係の根源になる母子関係を見直して、再構築を試みても、それでも自己肯定感を高められない人は、どうすればいいのか?
自己肯定感をどうしても高められない。どうしても自分で自分を認められない。そんな足し算の女に、心屋さんはアファメーションで、自己肯定感を高める方法を勧めています。
(「ゲスな女が、愛される。」P167ステップ6毎日でもつぶやいて!「どうせ、私は愛されている」の章より)
自己肯定感が低い足し算の女の、口ぐせ思考ぐせは「どうせ、私は〇〇だから」です。「どうせ、私は〇〇だから」の、〇〇の中に入る言葉は、どうせ、できない。どうせ、愛されない。どうせ、私には無理。など、すべてネガティブなマイナス思考の言葉ばかり。
そのマイナス思考をプラス思考に変えて、自己肯定感を高めるためには、どうすればいいのか?心屋さんの提案は、アファメーションを使うことです。
いやその前に、そもそもアファメーションって何?と思われる方のために、アファメーションとは何か?について、軽く解説します。
アファメーションとは、意図的にポジティブな言葉をつぶやいたり、心の中で思うことで、無意識の力を動かして、自分でも気がつかないうちに、マイナス思考をプラス思考に変えて、自己肯定感を高めていく手法です。
より具体的に解説すると、自己肯定感が低い足し算の女の、口ぐせ思考ぐせ、どうせ、私は愛されない。どうせ、できない。どうせ、無理。を逆手に取って、どうせ、私は愛されている!どうせ、うまくいく!どうせ、私は素晴らしい!と毎日のようにつぶやくのです。
ポジティブでプラス思考の言葉を、つぶやいたり心の中で思うことで、自分の無意識にポジティブなプラス思考を、無理矢理に強引にすりこむことで、ネガティブなマイナス思考を、ポジティブなプラス思考に変えて、自己肯定感を高めていく、それが心屋さん流のアファメーションです。
これは一種の自己暗示ですが、医学用語にプラセボ効果という言葉があるので、単なる自己暗示にも、それなりの効果があるのでは?と思っています。
それにアファメーションは、自分の口ぐせ思考ぐせを変えるだけなので、特にお金が必要というわけでもないし。ちなみに精神科の病院に、現在も入院している友達に、心屋さんの「ゲスな女が、愛される。」を勧めたら、この本を読んだら気持ちが楽になった、という内容の手紙を頂きました。
このレビューに目を通してくださる皆さんも、心屋さんの「ゲスな女が、愛される。」を読んで、少しでも気持ちが楽になって頂けると幸いです。