こちらのレビューは、一部ネタバレを含む可能性がございます。ご注意のうえ閲覧ください。
2024.04.26迷宮校舎
良いと感じた点・楽しめた点
◇雰囲気
ステージがちゃんと"学校"していて大変素晴らしい。いろんな人のいろんな世代の記憶の中にある"学校"ととても良く似た作りになっていると思う。
それでいてステージとしてちぐはぐな印象は無い所も良い。
個人的には職員室前のガラスケースが母校の落とし物展示場そのままだったので涙が出そうに…
◇ゲーム内容
敵や難易度の設定が絶妙。
「こんなの絶対クリアできない」→
「案外行けたから難易度上げるか」→
「こんなの絶対クリアできない」
…のループをイージーからナイトメア全縛りまでちゃんとやれる。
「鬼に居場所を教える」や「鬼じゃないフリして唐突に鬼に変貌する」といった、かくれんぼでされたら嫌な事をしてくる敵の存在が個人的な刺さった点。
◇値段
刺さったら値段以上に遊べるし刺さらなくてもまあいいか…って思える程度なので、迷ってるならとりあえず買ってプレイしてみて欲しい。
悪いと感じた点・疑問に感じたことなど
どの敵がどういう挙動をしてくるか分からない、初回のみ楽しめた。
あとは敵が理不尽な沸きをしないよう祈りながらこなす作業感。運が悪いと敵の数の暴力がえぐい。
ノーマルで既に怖さを凌駕するイライラ度を生み出すくらい楽しくないレベルなので、難易度上げたらもっと凄いんだろうな。
怖いという感覚がすぐになくなって、なおかつこういう理不尽さも楽しめる人、
そして更にフレンドがいる方は楽しめる可能性アリ。
総評・全体的な感想
日本人ならわかるであろう、深夜の学校の雰囲気を上手に再現していて、暗い廊下に光る報知機の赤色灯が不気味だったりする。
プレイするたびにマップが自動生成されるので、ひたすら教室が繋がったような物もあれば、廊下が迷路のように入り組んだものなど様々。
敵は学校の怪談に出てくるお約束?のようなものが多く、基本的に複数で襲ってくるので逃げるかそれぞれに対処しなければいけない。
鍵付きの部屋やギミックを必要とする場所にあることが多い蝋燭を指定数灯し、灯し終わったところで開かれる非常口から脱出できればクリア。
マルチプレイ対応だが、野良でサーバーに接続して遊ぶタイプではなく、ホストの部屋IDを伝えて招待する友人向け。
不慣れだとイージでもクリアに小一時間かかる。
基本的には音が大事なので、ヘッドフォン推奨。ホラー的にはびっくり系だろうか、グロは無いです。