【１９話】Re:ゼロから始める異世界生活

ループものとして死に戻りという設定を活かした物語展開は、先の展開が読めない驚きと、主人公と共に苦悩する視聴者を惹きつけた面白さ、魅力的なキャラクター、伏線の張り方が非常に巧妙で、物語全体に散りばめられた伏線は、考察を深める楽しさがあり、そして主人公の成長などが挙げられる。

主人公が、自己中心的で賢さに欠ける言動をすると感じる視聴者がおり、さらに一部の視聴者からは、戦闘シーンが冗長で、物語のテンポを損なっているという意見もある。

物語には、残酷な描写や、トラウマになるようなシーンも含まれており、人によっては受け付けない場合がある。

「Re:ゼロから始める異世界生活」（リゼロ）は、異世界転生というジャンルに新たな風を吹き込んだ非常に有名な作品であり、その独特の世界観と魅力的なキャラクター、そして全く先の読めないストーリー展開で多くのファンを非常に魅了している。このような異世界転生とか召喚ものでは、主人公がなぜ異世界へやって来たのか理由があやふやなものも多いが、「リゼロ」では当初から誰かしらの何らかの思惑が働いていることがほのめかされて、その謎解きでも大いに楽しませてくれる。しかも物語が進めば進むほど、怪しい登場人物ばかりで黒幕が誰なのか、目的は何なのか、ワクワクドキドキ感が堪らくなる。一方で主人公の言動や戦闘シーンの描写に対して賛否両論があることも事実ではあるが、その賛否両論こそが最も視聴者を「リゼロ」そして後々に世の中へ出てきた異世界モノという世界を開拓し、我々をその世界へ誘っていると感じる。「リゼロ」が持っているその非常に高い中毒性の物語は多くの視聴者を惹きつけ、今もなお非常に高い人気を誇っている。