帰ってきた月光館学園の物語

オリジナルのペルソナ３からかなりグラフィックが綺麗になっています。

ゲームバランスも遊びにくい部分はなるべく排除されており、現代基準のゲーム体験を感じれる仕上がりです。

ボイスもかなり豊富で、ただのリメイクというにはボリュームがあり過ぎるくらい増量されています。

音楽も新規に作られており、相変わらずアガる曲ばかりが揃っていてプレイヤーを飽きさせないような内容です。

メインストーリーが結構ギスギスしているので、やっていて落ち込む時もありました。そこを越えたカタルシスもあるにはありますが、結構しっかりとギスギスするので難しいところです。

昔のゲームがベースゆえにプレイ時間が長めに取られるのも現代基準で考えると厳しいところにもなるでしょうか。大体70時間前後はかかります。

現行のペルソナシリーズのイメージ作りはこのペルソナ３からはじまったんじゃないかなと個人的に思っています。

戦いの非日常と、それはそれとしてしっかり過ごさなければいけない、学生生活のハードスケジュールを送っていると、なぜか青春ていいな…と謎の感覚に浸れる不思議なゲームでした。

美麗なグラフィックとサクサク進めやすくなったゲームデザイン、何もかも取っても素晴らしい作品でした。

プレイ時間が長くはかかってしまいますが、それだけ没頭してプレイできたのもまた事実ではあるので、出会えてよかったなと思います。

何度やられても復活できるモードもあるので、バトルは苦手という人もストーリーだけ楽しめて安心です。

ぜひ一度手にとってみるのをおすすめします。