異世界転生の金字塔

皆さん自分が死んだらどこに行くことになるでしょうか私は異世界転生を希望します。せめて今の人生よりマシなルートが見てみたいです。しかし、この作品はある意味理不尽な体質を持つ主人公の物語です。何故かというと死んでも諦めなければ死ぬ前の記憶とともにやり直すことができるからです。死ぬときの痛みは毎回あるというのも面白いのではないでしょうか。主人公は様々な方たちと行動し死なない選択肢を繰り返し導き出していかなければいけません。これは視聴者の我々も時につらい経験をしなければいけないという、主人公と一緒に乗り越える体験型アトラクションとも言えるでしょう。苦しくても進まなければいけないという現実の世界にも形は違いますが当てはまると思います。話が進むにつれて主人公の周りにはハーレムと呼べるほどのヒロインが集まっていきます。男性の夢なのではないでしょうか、また本作屈指の最強騎士［ラインハルト］という人物も登場するのでこちらも男性が好きそうな設定ですね。死に戻りは自分的にはしてみたいところではありますが死ぬときの様々な痛みというのはどういうものなのかというのを考えるのは少し気が引けますね。

心の傷はわかりやすいですが体の傷って深いものは中々体験することはないと思うので普通は怖いものですからね。

この作品は基本的に死に戻りを繰り返すタイプの話なので二期の内容が中だるみしてしまうなどの問題がありましたが、三期でそれを取り戻せたので良かったと思います。この現象は話が長くなるほど起きてしまうことなので仕方がないと思います。また、回収できてない伏線が多いため疑問が残ってしまうことがありますが、続編に期待しましょう。

総評としてはとても王道な異世界転生ものだと感じました。その理由としてこのアニメを境に続々と異世界転もののライトノベルやアニメなどが出てきているのが目立つからです。その中でもこの作品はまさにと言わんばかりのわかりやすい世界観とハーレムという設定、種族の違いなども明確に表記されているところが伝えようとしてくれている証明になるのではないかと思っています。

現実の人間というのは異世界の種族からしてみれば何の能力もない無能と同列なのかなと思ってしまいます。そう思うと自分たちは自分たちが生み出した知恵と科学に頼っているんだなと痛感させられますね。自分自身が強くない見てくれだけだと悲しくなるのも人間らしさですかね。