こちらのレビューは、一部ネタバレを含む可能性がございます。ご注意のうえ閲覧ください。
2025.07.30【第五巻】悪魔がテーマですが私にとっての聖書です
良いと感じた点・楽しめた点
永井豪先生の日本だけではなく、海外でも大人気の超傑作作品です。
悪魔の体、人間の心を両方併せ持ったまま戦い続ける主人公が克明なまでに描かれています。シレーヌ、ジンメン、など敵キャラも記憶に残るものばかり、魅力的な作品は敵キャラも印象深いという代表例ではないでしょうか。特にジンメンは今でもトラウマになっています。
残虐な描写も数々ありますが、永井豪先生の作画的にじっとりしたものではなく、サバサバしているように思えるのも好ましいと思えるところです。絵だけで見せるのではなく、お話作りがとても上手なんだと思います。
悪いと感じた点・疑問に感じたことなど
どうしても昔の作品なので古臭いと感じる人も多いと思います。
残虐な描写(特に女子供がたくさん……)が苦手な方には読んでいてつらいという部分もあるでしょう。私自身もトラウマになっている描写もあるのでここはどうしても回避しきれません。
裸が出てくるのも人目を気にする場だと読みにくいポイントになってしまうかも
総評・全体的な感想
様々なクリエイターも影響を受けていると公言する本作品、確かに古いと思って手が出にくいかもしれませんが、なぜか今読んでも斬新と思えるくらいとんでもないパワーを感じます。漫画の歴史から考えてみると不本意な表現ですが、古典作品の位置に立っていると思います。
この時代にこんなものが!?という驚きがあなたを待ち受けているのでぜひぜひお手元に取っていただきたいです。
興味を持った方がいらっしゃったら漫画版を選んでください。実写版は大切な機会を失う可能性があるので絶対に最初に見るのはやめましょう。
名セリフ
外道!きさまらこそ悪魔だ!
拷問をした悪魔特捜隊に向けて