こちらのレビューは、一部ネタバレを含む可能性がございます。ご注意のうえ閲覧ください。
2025.08.08とても美しくそして無常。映画「インターステラー」
良いと感じた点・楽しめた点
・ストーリーと映像
この映画は、宇宙という壮大な舞台で、感動的かつ深遠な物語を展開します。科学的なリアリティな内容で作品が作りこまれていて、この先の未来地球で起こりえることを考えさせられたり、人物への感情移入がしやすくなっていて観る者を一瞬で引き込んでしまいます。加えて、美しい映像がこれをさらに引き立てており、特に宇宙の壮大さや未知の世界を描くシーンは圧巻です。
・人物の関係
次に取り上げたいのは、キャラクターたちの関係性です。『インターステラー』では、父と娘、仲間同士、そして未知の存在との関わりが物語の中心となっています。それぞれのキャラクターが抱える思いが交錯し、その関係性が物語に深みを加えています。特に、主人公クーパーと娘マーフの絆は、映画全体の感情的な核となっており、後半の場面で何度も泣かせられました。
時間というのはとても非情であり無常です。
・音楽
オーケストラが奏でる音は映画の雰囲気を完璧に表現しており、シーンごとに感情を引き立てます。特にオルガンの使用は、宇宙の神秘さと壮大さを感じさせる一方で、感動的な瞬間には心に残るメロディーを提供してくれます。音楽が物語にどれほど大きな影響を与えているかがよくわかり。
「耳」で聴くというよりかは、「体」で体感するのが表現として近いかもしれません。
悪いと感じた点・疑問に感じたことなど
・所々で専門用語が出てきます
→鑑賞後にネットで意味を検索して2回目を鑑賞した方が楽しめるかと思います。
・後半の展開が少し急ぎ足に感じた
→時間伸びてもいいので、もっと深掘りしてほしかった。
・音楽が心地よすぎる
→心地よいので寝る方出てきそうです
総評・全体的な感想
インターステラー』は、壮大な宇宙の旅と深い人間ドラマが見事に融合した作品。圧巻の映像美、感動的な音楽、キャラクターの関係が心に残る、観る者に強い印象を与える映画です。尚且つ、『時間』という概念の大切さを改めて感じさせられました。
名セリフ
Do not go gentle into that good night,(穏やかな夜に身を任せるな。)