こちらのレビューは、一部ネタバレを含む可能性がございます。ご注意のうえ閲覧ください。
2024.05.07逆転裁判
良いと感じた点・楽しめた点
1-2 逆転姉妹
頼れる上司であることが分かった千尋が想定の何倍も早く離脱したのにはさすがに驚いた。
真犯人である小中は1-2で相手するにはあまりにも強大な相手であり、後から振り返っても最も倒すことが難しそうに見えるのだが、そこは師匠千尋の力を借りて無事倒すことができた。
特に打倒小中は舞子が失踪して以降、千尋が生涯をかけて目標としてきたものであり、志半ばで命を失ったものの自らの手で達成できたというのは千尋の無念を果たせた場面でもあった。
司法も政治も小中に牛耳られているということになっているので、法廷という場で全うに戦うよりは、むしろ逃げ場のないフィールドに追い込んで脅迫する方が理にかなっているのかもしれない。
真宵と出会う章でもあるわけだが、終盤の展開を見て「これ毎回千尋を霊媒させれば万事解決なのでは?」と思えてしまうところ、そういった態度がいつの間にか真宵を追い込んでしまっていたのだということを、成歩堂もプレイヤーも……続きはまた別のレビューにて
悪いと感じた点・疑問に感じたことなど
一つ気になる点として、とどめの刺し方が脅迫による自供なので、法廷における勝ち方としてはいかがなものかと思える。
しかしあくまでフィクションとして、意趣返しによる勧善懲悪もまた逆転裁判の魅力であるので、それを最初に味わえるシーンでもある。
総評・全体的な感想
やはり今回はテンポの良さに脱帽した。
タイムリミットがないにも関わらず、シナリオもテンポも飽きを感じさせない。
必要のイベントを回収しないと次のシナリオに進めず、相手を詰める為の材料が足りなくてゲームオーバーとはいかない。
いつどこで取り忘れがあったかなどで頭を抱えずストレスが少なくて良かった。
法廷パートは、会話パートのみノベルゲーになるのかと思いきや、結構操作することがある。
証拠品や書類のチェックなど考えることがたくさんあるので頭を使う。
BGMや演出もテンポの良さに一役買っていると思った。
\異議あり!/