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【第3巻】石川美加ちゃんの出番が少ないけどマミーがかわいいからだいじょうぶ

5.0 65
  • 総合: 5.0点
  • わかりやすさ: 5.0点
  • 画力: 5.0点
  • ストーリー: 5.0点
  • キャラクター: 5.0点
  • 世界観: 5.0点
  • 演出: 5.0点

良いと感じた点・楽しめた点

3巻に入っても服部くんとの不穏な展開がつづいているので「うっ…」てなりながら読んでいましたが、ひとまず決着がついて、2つめに入っていた「窓辺の君」はよかったのでとても安心しました。絵もすごくかわいくなってきて描線もまとまってシンプルになって見やすくてよかったです。登場人物たちが着ている服とかも「少年漫画ですよね?」と思うほどかわいくて少女漫画を読んで育った身としては安心感が半端ないです。「そして一週間――夏子は毎日喫茶店にかよい――姿なき肉丸と会話したのでした――」の小さなコマにすらいろんなかわいい服装の夏子さんが詰め込まれていて「これ少年漫画ですよね??????」ってなってました。こういうところすごく好きです。最後のシーンで夏子さんがくり手の小さなハンドバッグを持っているのですが、これも現在でも普通に売ってそうなシンプルなかわいさで、いったいどうなってるんだろう????とちょっと不思議なクオリティでした。バッグわりと好きじゃないと「くり手デザイン」とかこんな些細な小道具に出てこない気がするので、当時流行っていたのかも知れませんが、元々著者のファッションにくわしくて守備範囲がやたら広かったか、どなたかアシスタントなどに女性スタッフがいてスタイリスト的な仕事をしてくれていたのかなと思いました。次のお話の千秋ちゃん→マミー→亜紀ちゃん→忍豚もかわいくてすごい安堵感がありました。

悪いと感じた点・疑問に感じたことなど

2巻後半からは不穏な要素のあるお話が連載されていてハラハラしてましたが、その後に続く話はまたほのぼのとしたトーンに戻っていて安心しました。

総評・全体的な感想

3巻は後半からは1話完結の話を美少女ゲストが出てくる話を挟みながら主人公の家族とペット?の話に移行していって、絵柄もストーリーも演出もいろいろ路線変更しながら試行錯誤している様子が伝わってきて、読みながら全体の様子も楽しめてよかったです。しかも私の好きな「かわいらしいほのぼのとした路線」に戻ってきたのでうれしかったです。私のお気に入りの石川美加ちゃんの出番が減りすぎているのは気になりますが、肉丸マミーが劇的にかわいいので「次の出番まで待てる」と思いました。見た目はきれいなのに子どものようにあどけない性格で「天真爛漫」な人ですよね。素敵だと思います。

名セリフ

  • さらば捨丸! ヒレよ、ポークよ、レバーよ、トンコツ! けっしてほかのだれかにくわれるんじゃないぞ!

    抜け忍豚「捨丸」との別れのシーン

    猿飛肉丸さすがの猿飛

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