こちらのレビューは、一部ネタバレを含む可能性がございます。ご注意のうえ閲覧ください。
2022.12.02【第1巻】TVアニメのリアタイ視聴の記憶を40年ぶりに確認
良いと感じた点・楽しめた点
原作マンガは最近(2021)になって初めて読みました。もう40年前の作品なのですね……。私はTVアニメの本放送をリアルタイムで見ていましたが、子どもだったのでほんとうに断片的にしか覚えていないんです。
その数少ない記憶の中で、石川美加ちゃんが木の上でこっそりメイクしているシーンだけはよく覚えていて、その前後の流れはまったく覚えていなかったので、いつかどんな話だったのか確認したいなと思っていたのです。そんなことをたまたま思い出して、今回購入したのですが、さっそく読んでみたらそのシーンが1巻の最後に収録されていたので、あっ、思ったよりも初期のエピソードだったのか……! と思いました。私は子どものころは親がTVの内容を見て「これはだめ」と思ったらチャンネルを変えられていたので、「タイトルは知っていても内容の記憶がない番組」「初期の話は視聴した記憶があるが、ある時期から記憶がまったくなくなる番組」がけっこうあるのですが、初期のエピソードの記憶しか残っていないのだとしたら、もしかしたらこの作品も途中でチャンネルを変えられていた可能性が高いな、と思いました。お色気要素がわりとあったので、そのせいなんですかね。まあそうでしょうねー
1巻では目当てだったエピソードが見られたので大満足でした。自分がリアタイで見ていた時は、主人公たちは高校生の設定で、はるかに年上のほとんど大人のような認識だったので、もっと大人向けというか、青年向けの内容を想像していたのです。実際はぜんぜんそんなことはなくて比較的子ども向けのかわいらしい内容でよかったです。メイクしているシーンも当時は見ている私の方が小さかったのですごく大人っぽく見えましたが、前後の話がつながってみると「はじめて女の子扱いしてもらってうれしい」という意味のシーンだったので、こんなかわいいお話だったんだ、とうれしくなりました。
悪いと感じた点・疑問に感じたことなど
お色気要素こんなになくても十分にいい作品なのにな……、と思いました。人に勧めにくいです。当時はこのほうがどうしても売れたんでしょうね。
総評・全体的な感想
あとで Wikipedia なども参照してみましたが、著者のデビュー作で当時まだ大学生で漫画を描き始めたばかりのころだった、のように書かれていて、は???? 天才というのは本当にいるものなんだな…… と思いました。
それといま見ると緒方先生はかわいくて生徒たちとあまり変わらないように見えてしまいました。リアタイアニメ視聴から原作を読むまで40年空けてしまったので、もっと早く読むべきでした。