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動物が出てくるほのぼのストーリーではありませんでした

4.0 49
  • 総合: 4.0点
  • わかりやすさ: 2.5点
  • 文章力: 3.0点
  • ストーリー: 3.5点
  • キャラクター: 4.0点
  • 世界観: 4.0点
  • 演出: 5.0点

良いと感じた点・楽しめた点

この本を読んだのはだいぶ前です。だいぶ……ちょっと忘れたくらい前です。

動物がたくさん出てくる動物が主人公のお話はだいすきなのでタイトルにはとても惹かれましたが、だいぶ政治的な内容の物語で、あっけにとられて読んでいたかもしれません。

私は「ボクサー」という、あくまで勤勉に働き続けることのできる馬車馬のキャラクターがいちばん好きで、いろいろな場面で彼がなんて言うかを楽しみに読み進めていた気がします。精神構造としてはボクサーはすごく単純なキャラクターなのかもしれませんが、こういう生き方を一時的にできる人はわりあいいたとしても、何十年も忍耐強く辛抱強く継続できるかとなると稀で、とても大変なことなのだろうと思いが、年々強くなっています。

悪いと感じた点・疑問に感じたことなど

とくに覚えていませんが、前回は社会経験が浅い時期にわりと淡々と読んでしまった記憶があり、いまはいろいろ見たり聞いたりしてしまっているので、いま読んだらすごく思うことがめちゃくちゃあってなかなか先に読み進められないのでは? という予感がします。

それはそれで人生を噛みしめて味わえるようになった、成長した、ということで、すごくいいことだと思うのですが、すごいストレスになりそうな気もしますが、それだけ良質の物語なのだと思います。

総評・全体的な感想

この本を読んだのは、たしか昔「古典的なSF小説をすこし読んでみようか?」と思っていろいろ買ったうちのひとつでした。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」や、この「動物農場」とおなじ著者の「1984」と一緒に買ったような記憶があります。他にも見たのに覚えていないので、この3つしか記憶に残らなかったのかも。たぶん「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」はブレードランナー(「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を基にした映画)経由で時系列が逆なかたちで知って、それが学生時代なので、すくなくとも20年前にはなる気がします。ときのながれっておそろしいですね。

名セリフ

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